和食 板垣の外装に注目
外装は古き良き、
いい家柄の方が住んでいらしたんだろうなぁという、趣のある建物で、
どんな方が住んでいたのかを尋ねてみると、
目の前の板垣通りを作ったという板垣さんの家だったというのだから、
立派な方だったのだろうと思った。
おしゃれで丁寧な造りの内装も、日本家具のアンティーク好きには、
うっとりとさせられる空間だと思う。特に窓枠がとてもいい。
それでいて、今時の洗練された和の家具がよく馴染んでいて、清潔感も感じられる。
ついインテリアをまじまじと見てしまった。


見た目だけじゃない、おもてなしの心
そんな建物に注目しがちな外装、内装なのだけど、
スタッフさんの衣服の雰囲気や、お出迎えからの丁寧な接客が、
このお店を高級感漂う雰囲気にぐんと引き上げる要因だとも思う。
お迎えやお見送り、中での佇まいは、何かと比べては失礼かもしれないが、
星のや東京のような丁寧な接客だった。
高級感漂いながらも第二の家にでも帰ってきたような気持ちにもなれる、
温かさと安心感があった。
実際に、私は、うめじぃ(夫)と、
0歳5ヶ月になる、うめすけ(息子)との3人で訪れたわけなのだが、
予約の時から、それはそれは丁寧に赤ちゃんと、私達がゆっくり寛げるようにと、
細かなことまで気遣ってくださっていた。
それは、当日訪れてからも、何一つ不自由することなく、
さまざまな気遣いがあって、とても快適に過ごす事ができた。


板垣さんの料理について
前置きが長くなったけれど、肝心の食事について触れたいと思う(笑)
ランチは日替わり膳1,500円からあり、
コース4,500円〜12,000円まであるらしい。
今回、私達は、2,500円の特別昼膳を選んでみた。
見た目はもちろん、味も最高、、❤️
量にしても、とても満足。
特に私が美味しいと感じたのは、先付盆に出てきた6品のうちの「ごま豆腐」。
豆腐自体も美味しかったのだけど、
甘いたれに、赤の柚子胡椒が見た目がとても可愛らしく、
そして、甘さと辛さと絶妙だった。

他には、写真にもある通り、煮こごりと、
優しい味の湯葉の小鉢もとても美味しく、
見た目も美しく楽しむ事ができた。
主菜の、鱈の味噌焼きも、品の良い味にまとまっていて、
もちもちの白いご飯にとても合った。
ちなみに、ご飯と、あおさの入った赤だしのお味噌汁はおかわり自由とのこと。
嬉しいね

その隣に添えられていた、柴漬と昆布の美味しさと言ったら、、
1番印象に残っているかもしれない。
一緒に食べたお米がそれほどに美味しかったからだろうか。
夫は日本酒を楽しみ、私はソフトドリンクを注文。
林檎のスパークリングは、スッキリとした甘さのもので、とても好みだった。
葡萄ジュースも濃い目で美味しい。

意外だったというか、ありがたいなと思ったのは、
飲み物の値段がとてもお手頃だということ。
全部飲んでみたくなったけれど、
少しずつ、、次回のお楽しみにしたい。
また、ひとつひとつの食事に合わせて選ばれているかの様な食器。
これもとても楽しむことができた。

定期的に通いたいお店の一つになったと思う。
美味しい料理にお腹が膨らみ、そしてゆったりとした時間に、心までが満たされた。
ごちそうさまでした。
またよろしくお願いします。

営業時間・アクセス情報
和食 板垣
@washoku_itagaki
〒120-0034
東京都足立区千住5丁目6-7
tel:0338883970
昼の部 11:00~14:00
夜の部 17:30~22:00
2020年11月14日、土曜日のお昼に訪問。
予約で満席との張り紙あり。
予約をおすすめします。
余談
このとっても素敵な建物は築80年にもなるそうで、
しかし老朽化もあり、この建物を引き継がれたご家族の方で手放そうという話になったそうな。
しかし、立地的に値段がどんどん上がり、マンションなどの建設のために取り壊しされるかもしれない話が出てきて
建物の周りのご近所さんの間では、この建物を壊したくないからどうしようか?という話になったらしい。
そこで引き継ぐことを決めたのが、板垣の目の前にある葬儀屋さん
「溜屋近藤商店株式会社」の代表取締役の近藤 温思さんらしい。
板垣さんが開店直後ということもあって、お店の前で近藤さんご本人にお会いし、
そのお話を伺ったのだけど、この建物を見ながらその話をされる表情が、
とても温かく優しい目をしていたのが忘れられない。
とても大事な大事な建物なんだろうなぁと思うと、
入店する時に、こちらまで、とても温かい気持ちになった。

